よく左ひざが痛いと訴えます!  成長痛だろうとまわりも言うのでほっといていたのですが、pain

夜中にも「痛い」といって泣くことがあります! 一度レントゲンを撮ってもらったほうがいいのでしょうか?

3歳の元気いっぱいの男の子のお母さんからです。

以下のように御返事しました。

いわゆる成長痛は、3〜6歳頃の幼児にしばしばみられます。日中は元気よく遊んでいるのに,

就寝時などに膝や下腿を痛がって泣いたりするわけです。

が、まあだいたい、さすってやったりしているとおさまり,翌日は何ごともなくまた元気よく遊んでいるという

繰り返しです。もちろん外傷や,腫れなどもなく,原因不明のものを、ちょうど成長時期に起きることが

多いので成長痛と呼んでいるわけです。ただ、成長は生理的なもので、成長そのものが直接の痛みの

原因とは考えにくく、もしそうならすべての子どもが痛みを訴えるはずですますが、そんなことはありません。

というわけで、足の疲労感、あるいは甘え、夜の不安などを足の痛みとして訴えていると解釈されています。

もちろん、歩行障害が続いたり、腫れがあったりしたら、他の病気が考えられますから、

検査を受ける必要がありますが、今のところ、放置しておいてもよいと思います。放置といっても、

そばでさすってやったり、話をしてやったり、愛情を持って接してやることが薬だと思って下さい。

ちなみに、長男、一人っ子、祖父母と同居している子に多いといわれています。(27 may 00)


乳房のしこりは、よくある相談ですが、見つけたとき、特に男の子では、びっくりされるようです。mam

私は生後2週間の男の子供を持つ父親です。実は、最近気づいたのですが、子供の両乳房に

直径2〜3センチのしこりのような物があるのを発見しました。これは何でしょうか?ほっておけばよいのでしょうか?

もう一件

8ヶ月の子供の事ですが、病院で乳首の奥にシコリ(両方)があると言われ、これより大きくなると

脳腫瘍の恐れがあると言われました。子供は今のところ順調に成長していますがとても不安です。

以下、お返事です。

乳房が大きくなったり、しこりを心配されてのご相談は少なくありません。この場合、まず、年齢が極めて重要で、

新生児期から、乳幼児の場合、母親からのホルモン(エストロゲン)の影響による場合が全てといってよく、

一時的、生理的現象で、脳腫瘍等を考える必要はありません。

一方、思春期前後で、他の成長、および二次性徴も異常に早い場合、性早熟症という中枢性ホルモン異常、

具体的には下垂体腫瘍も考慮しなくてはならなくなります。2例目の方の場合、そこまで含めて

説明されたのかもしれませんが、かえって余計なご心配をかけたようです。


こんばんは。IBIKI

さっそくご相談したい事があるのですが、

1歳6ヶ月の息子で夜、突然大泣きをすることがあり

原因がよく分かりませんでした。

それが今回あることに気づいたのです。

息子はいびきをよくかくのですが、突然息づかいがあらくなり、

いびきが止まり呼吸をしていないのです。

それが5〜10秒くらいだと思うのですが、呼吸を始めて息を

ふきかえすと同時に大泣きしている様なのです。

大人では無呼吸症候群というのを聞いたことがあります。

それと同じなのでしょうか?

こちらのQ&Aの一覧でも無呼吸という文字を目にしたので、

何か分かればと思いメールしました。

特別な検査が必要なのでしょうか?寝ているときが

気になって仕方ありません。どうぞよろしくお願い致します。

ちなみに息子の体格はいい方で体重が13sで太めです。

 いびきは、なぜ起きるかを知っておかなくてはなりません。

いびきが発生するためには鼻から咽頭にかけて、

狭い部分があって、早い気流が起こり軟口蓋、扁桃咽頭粘膜

などが振動するためであり、睡眠時にいびきが起こるのは、

睡眠で咽頭を囲む部分が弛緩して、狭くなってしまうからです。

で、おこしやすい子の多くは、扁桃肥大、アデノイド、鼻閉、

肥満があるといわれます。

すべて、気道を狭くする要因になります。アデノイド、扁桃肥大

は2〜4歳の低年齢のほうが、無呼吸症候群を起こしやすい

といわれていて、有害ないびきか無害ないびきか見極めて

おかなくてはなりません。 

睡眠中の無呼吸の時間や頻度はもっとも重要で「いびきは

風邪などのとき、一時的におきるだけか、毎晩起きるのか」

「体位によって止まったり弱まったりするか」

「呼吸が止まるようないびきか、止まっている時間は何秒

くらいか、どのくらいの頻度で起こるか」その結果として、

口呼吸、食欲不振、発育不良、が起きることもあります。

無呼吸は、定義によると,10秒以上の無呼吸か,10秒以下で

もその頻度が頻回かが重要といわれています。

で、いびきに合併する無呼吸がひどいと、肺性心という状態が

慢性的におき、突然死につながるとされるわけです。

ですから、お子さんの場合、上記の判断基準で、けっこう

ひどそうですから、あらためて、今申し上げた点を観察されて、

ひどい!と判断されたら、小児科、および耳鼻科の両方で、

治療してやらなくてはならないでしょう。

肥満も、ちょっと考えなくてはいけませんね。